こんにちは！
第２回の今回は・・・歯ブラシについてお話しようと思います。
前回の歯磨き剤と同様、「お勧めの歯ブラシはありますか？」はよく聞かれます。

基本的には・・・
①歯ブラシの毛先が真っ直ぐなもの(ストレートカット)、手で持つ柄も真っ直ぐなものが複雑なお口のなかでも手の動きをそのまま伝えてくれるので磨きやすい！と言われています。
②歯ブラシの毛の硬さは「ふつう」と表示されているもの・・・やわらかすぎると汚れが落とせなかったり、かえってゴシゴシ力を入れてしまったりすると言われていています。また、硬すぎると歯肉を傷つけることがあり・・・「ふつう」の硬さが推奨されています。
③歯ブラシの大きさは、上前歯二本分！、お子さんの指二本分！などと表現されることが多く、狭いお口の中をすみずみまで磨けるように小さめのものが日本では推奨されています。

と、この三つのことが基本的なお勧め歯ブラシのポイントなのですが・・・1番のポイントは「使いやすい」「磨きやすい」「気持ちいい」などご本人の『好み』なのだと思います。
実際に・・・
○とてもきれいに磨けるようになったので、家庭での変化をお聞きしたところ・・・間違えて柔らかい歯ブラシを買ってしまったら、気持ちよくてゆっくり磨くようになりました！と、教えてくださいました。
○歯磨きが一番おろそかになりやすい男子中学生に大きなサイズの歯ブラシをお勧めしたところ・・・同じように短時間しか磨かなくても汚れを落とす面積が増えたので効率的にきれいにすることでできた！ということもありました。
○歯磨きが好きではなかったお子さんが大好きなキャラクターの絵がついた歯ブラシに変えたら、自分から歯磨きして！と言うようになり、歯磨きは楽しい時間になった・・・ということもよくあります。
わたしたち歯科衛生士の間でもそれぞれ好みの歯ブラシは意見が割れるところで・・・多くの製品からマイフェバリットの一本がそれぞれあるようです。

もう一点おすすめしているのは・・・
歯ブラシは見た目は変わらないようであっても毛先は傷んでいることが多く、汚れを落とす効率が下がってしまい・・・一生懸命歯磨きしているのに汚れがちっとも取れていない！ということもよくあります。
1ヶ月に1本変える！を心掛けるといつも良い状態の歯ブラシでしっかり汚れを落とすことができるようです。
そして、お子さんの磨き直しの時にはおうちの方には新しい歯ブラシの使用をお勧めしています。お子さんは歯ブラシを噛んで遊んだり、力任せにゴシゴシ磨いてしまったりするので、ブラシの毛先が傷んでしまうことが早いようです。同じ歯ブラシを使って磨き直しをしていると効率よく汚れを落とすことができません。おうちの方は新しい歯ブラシを使い、1ヶ月経って替えたらお子さんにその歯ブラシをもたせてあげてください。
お子さん1人で磨くようになったら・・・大人と同様に1ヶ月で交換してくださいね。

診療室では・・・皆さまのお口と手に合った歯ブラシをご提案しています。お気軽に歯科衛生士に声をかけてください。お待ちしています！

歯科衛生士 深町厚子

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2015-06-02