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症例紹介

バー構造による修復

バー構造による修復とは、顎に数本のインプラントを埋め込み、その上部にアバットメントと金属製のバー構造を設置する操作を指します。
バー構造の上部には、最終的に入れ歯が設置されます。インプラントという、安定性の高い装置を土台とするため、一般的な入れ歯よりも機能性が向上します。
結果的に、強く噛んでも左右にずれたりせず、快適に食事をすることができます。

症例1

下の顎に2本のインプラントが埋め込まれています。そこに、アバットメントの形態をしたワックスを設置して、印象採得を行います。
そうすることで、上部構造である入れ歯の形態や設置する場所を決めていくことができます。(上の画像3枚の説明文)

左の画像は、インプラントにアバットメントと呼ばれる連結装置を設置しているところです。右の画像では、アバットメントにバー構造を
設置されているのがわかります。(上の画像2枚の説明文)

症例2

この患者さんには、上顎に4本のインプラントを埋めています。インプラントの上部には、すでにアバットメントとバー構造が設置されています。
レントゲンの画像を見ると、どういった状態でインプラントが埋め込まれているかがよくわかるかと思います。右端の画像は、入れ歯の裏面です。
顎に設置されたバー構造に合わせて、入れ歯の裏面にも専用の装置が設置されています。(上の画像3枚の説明文)

固定様式について

アバットメントというのは、顎に埋め込んだインプラントと、歯の形をした上部構造を連結させるための装置です。このアバットメントと上部構造を連結させる方法は、
大きく分けて2つあります。1つはセメント固定です。セメント固定では、アバットメントと上部構造をセメントによって接着させます。ですから、一度固定したら、
そう簡単には外せなくなります。もう1つはスクリュー固定です。スクリュー固定では、アバットメントと上部構造をスクリュー、つまりネジで固定します。ですので、
インプラントに不具合などが生じた場合は、このネジを緩めて取り外すことができます。

アバットメント(スクリュー固定用)

まず、治療前は前歯が1本だけ残っています。これはインプラント治療には邪魔になると判断し、抜歯をしました。その後、インプラントを6本埋め込みました。
その上にアバットメントを設置しました。(上の画像3枚の説明文)

入れ歯の形をした上部構造を設置しました。今回の症例は、スクリュー固定式なので、金属製のネジが見えています。ただし、前面から見ると、
それほど目立ちません。けれども、そのままにしておくと、食べカスが溜まりやすくなったりもしますので、レジンなどの材料で、その表面を覆ってしまいます。
すると、通常の入れ歯と全く変わりのない外見となります。(上の画像3枚の説明文)

レントゲンで見る治療例

症例1

この患者さんは、上の歯がほぼ綺麗に残っています。一方、下の歯は左右の奥歯がほとんどありません。それだけではなく、下の歯は高さも統一されて
いないのがわかります。これでは正常に噛み合わせることができませんので、左の奥に2本、右の奥に1本のインプラントを埋め込みました。
そして、そのインプラントを土台として、ブリッジを作成しました。治療後の画像を見てみると、下の顎の歯の高さが統一されているのがわかります。
また、インプラント治療に合わせて、上の歯も補綴装置の修正が加えられています。(症例1の説明文)

症例2

この患者さんは、下の奥歯が左右とも欠損しています。また、歯列全体が大きく歪んでいるのが画像からもわかるかと思います。そこで、下の奥歯に
合計3本のインプラントを埋め込みました。インプラントを含めた全ての治療が完了した画像で、上下とも歯が綺麗に並んでいるのがわかるかと思います。

症例3

この患者さんは、左上の前歯がひとつありません。そのため、隙間を埋めるようにして、歯列全体が中心に傾いているのがわかるかと思います。
歯というのは、お互いが支え合って存在しています。ですので、1本でも喪失してしまうと、周囲の歯は支えを失って、傾いてしまうのです。そこで、
欠損している前歯の部位に、インプラントを1本埋め込みました。そして、インプラントを含む全ての治療が完了した後の画像では、上の歯列が綺麗に
矯正されているのがわかります。(症例3の説明文)

症例4

この患者さんには、合計で8本のインプラントを埋め込みました。そのうちの6本、赤い線で囲まれた部分に注目してみてください。
下の顎には2本のインプラントを埋めて、ブリッジを作成しています。上の顎には、4本のインプラントを埋めて、大型のブリッジを作成しています。
その結果、全く噛み合っていなかった上下の歯列が、見事に噛み合うようになりました。(症例4の説明文)